白復活

白復活

長いこと代替品がないことに悩んでいた
そう、白ペン
最近は白に黒でばかり描いていたのだが理由は非常にシンプル

白ペンがなくなった

これだけだ
黒白が欲しいという声はいつも頂いてはいたもののインクがなかったのだ
描きようがない

先日も良いペンを知っていたら教えて欲しいとポストしたぐらいだ
代替品を探しに探していたが見つからず1年半ほど経ったのだが突然の復活
しかもより良くなっていた
 

時はきた

というわけで早速ペンの在庫を確認
よし、潤沢だ
いても立ってもいられずストアを更新してもらい準備万端

カマーン!!

作品としても、ダーーーーーーーーっと並べた時に白い靴が並んでいても味気ない
これはなんとかならんものかと思っていた矢先(?)の復刻
実にありがたい
写真で見るとこんな感じだ
 

実際オンラインで依頼を受けるのは中々難しいというのは実感している
何せ触れないのだから

私は商品ではなく作品だと思っているので尚更直接見てほしい
20足ほどあれば個展でもできそうではあるのだが・・・
一口に20足と言っても置き場の問題もあるので簡単な話ではない
 

個展なぁ・・・

正直やってみたい気持ちは大いにあるがいかんせん時間がかかる
日々のオーダーも受けつつ、展示用も描くのだから中々だ

以前インスタかどこかに書いた記憶があるのだが、描いている対象が靴なので商品と思われやすい
しかしながら実際に手に取った皆さんは一転してアートだと言う
この変化の過程をご理解いただくにはやはり直接触れる場が必要だ

そして私同様この変化について考察してみて頂きたい
描く前はどこにでもある市販の靴、コモディティだ
だが柄を描いた後のそれはどうだろうか
仮に手描きではなく印刷だったら?ステンシルだったら?
再現性があるそれらの加工後はどうだろうか

私は再現性能有無による絶対的な差があると感じている
だからこそ下書きなしの手描きにこだわっているのだ

知らない人、興味のない人からすれば
「落書きを追加しただけで靴の値段が跳ね上がった」
と思うに違いないが、実際に手に取ればそんな単純な話ではないことがお分かりいただけると思う
 

小さな幸せ

日常の中にふとしたきっかけで幸せを、元気をくれるものをお届けしたい
お気に入りと一緒に出かけ、一緒に歳をとる
そんなものを作りたくて靴に書き始めた

連れて歩くなら待ち受け画像でもいいだろう?
いや、駄目だ
複製できるし、経年劣化しない
特別感がなければ、生も感じないではないか

アートも我々同様生きていると知ってほしいし、実感してほしい
万物には終わりがあるのだ
それは年月をかけて少しずつ訪れる
お気に入りのアートと一緒に踏みしめながら歩むことを楽しんでほしい

だいぶ長くなってしまったがペンが復活してくれたのは本当に嬉しい
今すぐに個展というわけにはいかないが是非一度皆さんに前にお披露目したいと思う

それまでに実際に履いてみたいという方は是非ストアからオーダーしてほしい
腕によりをかけて最高の作品に仕上げることをお約束する

オーダー窓口

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